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株式会社A-forza 安藤社長インタビュー

経営者TIMES

2024-10-14
株式会社A-forza 安藤社長インタビュー
株式会社A-forza
代表取締役 安藤泰弘 様
起業するに至った経緯を教えてください。
私は前職で株式会社リクルートに所属し、教育事業部で大学や専門学校の学生募集を支援する仕事を25年間していました。営業職として約10年、管理職として約10年余り、教育機関向けの営業活動を行っていました。
その過程で、単に学生募集を支援するだけではなく、組織を未来志向に変革していく必要性を強く感じていました。また、前職でも組織改革や人材育成に携わっていたため、人を育てることや組織を変革することに大きな魅力を感じていました。
そこで、以前から独立する際には組織改革や人材育成をメインに取り組みたいと考えており、その思いを実現するために現在の株式会社A-forzaを設立しました。
社長が一番紹介されたい、ご実績や成果について教えて下さい。
起業して間もない頃、新設の大学を運営する学校法人がありました。学生募集は専門的な領域であり、広報を担当する人員が必要でしたが、当時は広報の体制が十分に整っていませんでした。また、大学の場合、厚生労働省から文部科学省へと申請機関が変わり、それに伴い手続きや方法も変わります。そこで私がサポートに入り、大学職員や先生方と約2年間をかけて学生募集の仕組みを構築し、一緒に取り組みました。結果、新設校でありながら、2年で定員を確保できたことが大きな成果の一つです。
また、最近では創業27年の中小企業で、世代交代に伴う経営陣と幹部のジェネレーションギャップを埋めるために、1年間のトレーニング研修を実施しました。研修を通じて、経営陣や部長職、若手社員の考え方が大きく変わり、会社全体の視点で物事を考えることができるようになりました。終了後、経営陣からも「全社的な視点が身についた」と評価をいただき、大きな変化を感じることができました。
一般の社員も経営者としての目線というのが少しは身についたなというご実感は?
一般の社員というのは若手ですね。
最終お題が、この会社が良くなるために何を提案するか、いわゆる経営の提案というイベントを最終卒業課題にして4ヶ月ぐらいかけてグループに分けて課題を決めて準備をしてプレゼンをするということをやったんですけども、ずっと4ヶ月、仲間と一緒にこの会社が良くなるためにこの問題を解決しようというものをずっと作り込んでプレゼンをしました。
一連の研修を通した経験から、視点が会社視点、全社視点になっていたと思いますので、そこが良かったんじゃないかな、と思います。
業界動向を踏まえた上で、短期、中期、長期の将来実現したい会社の将来像について教えてください。
短期・中期的には、私が手掛ける学校法人や中小企業の組織開発を全国で広め、前向きな未来志向の変化を起こしていきたいと考えています。
長期的には、テクノロジー、特にAIを活用して、私が現在手掛けている業務の一部を自動化し、コスト削減や時間短縮、成果の向上を図りたいと考えています。すでにAI開発を行っている企業と実用化に向けたディスカッションを進めており、早ければ来年から再来年には実現できる見込みです。
それが可能だったら、一人でできる範囲が、ものすごく広がってくるということですね。
実際にAIの開発をしている会社さんとは、実用に向けてのディスカッションは始めているところです。
テクノロジー自体はいつでも出来る感じではあります。
それをどう設定して、何を食べさせて、どういうふうに現場で使っていくのかというところになってくるので、長期的とお話ししましたけれども、もしかすると、来年再来年には実施できるんじゃないかなとは思っています。
経営者として師匠として仰いでいる方はいらっしゃいますか?
私の新人時代の上司です。彼も独立してから10年以上経営を続けており、今でもさまざまなことを相談しています。大学生向けの教育サポートや研修などを行っている方です。
座右の名を教えてください。
「人も組織も、いつからでも成長できる。」これが私の座右の銘です。日常でも仕事でも、この考え方を大切にしています。仕事を通じて、こうした人格が形成されたとも思いますし、もともとこのような考え方があったからこそ、今の仕事にこだわりを持っているのかもしれません。
貴社の顧客や取引先の特徴を教えてください。
弊社の取引先は、地域や業界でトップを走る企業が多いです。ただ、そういった企業でも、組織を強化・変革するための知恵や方法が社内に不足していることが多く、その支援を行っています。業績が好調な企業でも、実際には悩みを抱えていることが特徴です。
貴社の顧客や取引先様の特徴を教えてください。
私の会社の特徴はその地域での大手さんだったり、その業界での大手ナンバーワンだったりという企業さんが多いです。
ただ、先ほどから申し上げたような組織をこれからどう変えていくのか、強くしていくのかということに対して、社内にそういう知恵がなかったり、やり方がなかったり、やれる人がいなかったりするので、そんなところのお手伝いを要請されて今実施しています。
業界ナンバーワンの企業が多いということは、業績は良いんですよ。
良いということですねだけど、悩みは実際抱えているという。
特徴的なのは、業界ナンバーワンになっている会社さんって、中小の会社さんが多いんですけども、やはり、ずっと走り続けてきているんですよね。
走り続けてきて、道なき道を開いた時に後ろから仲間が走ってくるので、道ができて今に至るっていう会社さんがすごく多いです。
そうした時に一緒にみんな走っているので、育てるとか、教育するとか、会社を考えるとか何かをするということをやってこなかった会社なので止まれないんですよね。
なので、教育とか育てるということがほぼほぼできていないという。
そういう見立てになります。
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